1949-04-07 第5回国会 衆議院 予算委員会 第6号
この間近藤外務政務次官が外人記者團に、日本も早く太平洋同盟というものができ、反共同盟というものができたら参加したいという、個人的希望でありますか、外務政務次官としての希望でありますか、お述べになつた記事が載つております。私は吉田総理大臣が外務大臣の外務政務次官でありますから、吉田総理大臣があげた軽氣球ではないかという氣も一部の國民はしていると思います。
この間近藤外務政務次官が外人記者團に、日本も早く太平洋同盟というものができ、反共同盟というものができたら参加したいという、個人的希望でありますか、外務政務次官としての希望でありますか、お述べになつた記事が載つております。私は吉田総理大臣が外務大臣の外務政務次官でありますから、吉田総理大臣があげた軽氣球ではないかという氣も一部の國民はしていると思います。
(「大違い」「その通り」と呼ぶ者あり)吉田首相が幣原内閣当時の外相に就任されて最初の外人記者團との会見において、吉田外相は旧財閥解体に対して反対しているのであります。外國新聞記者によつてその報道が日本にも傳えられたのでありますが、その要旨を申上げまするというと、日本の経済機構は三井、三菱その他の古い財閥によつて樹立されたものである。日本國民の繁栄はこれらの財閥の勢力によつてもたらされたものである。
次には、時間がないので簡單に申しまするが、これは文部大臣にお聞きしたいのでありまするが、吉田総理が内閣首班に指名される数日前に、外人記者團に語つておりまするのに、こういうことを言つておるのであります。
と申しますのは、総理大臣もまだ記憶に残つていると思うのでありますが、かつて総理大臣が幣原内閣の外相の当時並びにその後に首相になられました当時との二回にわたりまして、外人記者團との会見の際に、日本の敗戰國家の再建に対して、從來三井、三菱等のごとき日本の國内における有力なる財閥は、日本の今日までの経済的発展の上に、重要なる役割を果して來たとわれわれは思う。
只今事務総長からお話のように、総理或いは又総理としても都合がつかなければ副総理であられる林厚生大臣でも御出席を願いたいと思いまして、いろいろ御都合方を按配いたしたのでございますが、只今総長からのお話のように、総理はそれぞれ外人記者團の外國関係の人達にお会いになるのが一つと、もう一つは認証式がありますので、宮中にも列立されなければなりません。
例えば片山内閣の副總理芦田外相が、六月五日の外人記者團との會談におきましても、警察力の強化、機關銃、自動小銃の携行というようなことを訴えておりますし、又反對黨たる自由黨の大村内相は先の議會で警官二十萬人の増員を訴えております。而もこれらの人々は同じように、警察を強大にしなくては治安の責任を全うすることができないということを主張されております。